ワインは、白ワイン・赤ワイン・ロゼワインと大きく3つの色に分類されています。
よく「ロゼワインはどのように作るのですか?」という質問を聞かれます。
簡単にわかりやすく白・赤・ロゼワインの造り方と、主要ワイン生産国の3色の言語を豆知識でお伝えいたします。

白ワイン
マスカットのような白ブドウなど主に色の薄い果皮のブドウを原料とし、発酵には果汁のみを使用します。

フランス語(vin blanc:ヴァン・ブラン) イタリア語(vino bianco:ヴィーノ・ビアンコ)
スペイン語(vino blanco :ビーノ・ブランコ)ドイツ語(Weißwein:ヴァイスヴァイン)

赤ワイン
巨峰やデラウェアのような黒ブドウや赤ブドウを原料とし、果実を丸ごと(果皮や種子も)アルコール発酵させます。

フランス語(vin rouge :ヴァン・ルージュ) イタリア語(vino rosso :ヴィーノ・ロッソ)
スペイン語(*vino tinto :ビーノ・ティント)ドイツ語(rotwein:ロートヴァイン)
*ティント=インク 赤=rojo

ロゼワイン
製法には、赤ワインの醸造途上で色の素である果皮を取り除いたり、赤と白の双方のブドウによる混醸など、造り方や味わいも様々あります。

フランス語(vin rosé :ヴァン・ロゼ) イタリア語(vino rosato :ヴィーノ・ロザート)
スペイン語(vino rosado  :ビーノ・ロサド)ドイツ語(roséwein:ローゼヴァイン)

パスタの名前で
「ボンゴレ ロッソ」や「ボンゴレ ビアンコ」を見たことはありませんか?
ボンゴレはアサリ貝のことでトマトベースのソースがロッソで白ワインベースのソースがビアンコです。

ボジョレー・ヌーボーってなに?

ボジョレー・ヌーボーとはフランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で作られるワイン(ボジョレー)の新酒(ヌーボー)です。
その新酒であるボジョレー・ヌーボーは、その年に収穫されたぶどうの出来を確認するための試飲酒で、毎年世界中のワイン好きが待ちわびるヌーボーは美味しさを最大限に引き出すために、マセラシオン・カルボニック醸造法で造られあざやかな色合いを持ち、タンニンがあまり抽出されずに渋みの少ない飲みやすい赤ワインです。

もともとはワインメーカーやぶどう農家がその年の収穫を祝ったり、販売業者がその年の購入量を決める目安にしたりしていて解禁日を11月15日と定めていましたが、休日と重なったりしたため1984年から11月の第3木曜を解禁日としました。
今年の解禁日は11月17日です。

日本では他国より、いち早く解禁日を楽しめるということあってずいぶんと騒がれてブームとなりましたが、いまだに輸入量第1位は日本であり、全生産量の約4分の1を占めています。


醸造方法
マセラシオン・カルボニックとは、急速で発酵させ短期間でワインに仕上げるために、ブドウを潰さずにそのまま発酵させる醸造法です。

賞味期限
通常のワインと異なり、ボジョレー・ヌーボーは熟成されると味が落ちてしまうため、できるだけ早く飲む方が良いとされています。
特に定められた賞味期限はないが、2~3ヶ月以内に飲むのがベストといえるでしょう。

飲み方
通常の赤ワインは常温で飲むのが美味しいとされていますが、フレッシュを売りとするボジョレー・ヌーボーは、やや冷やして飲むのが美味しさを際立てます。
渋みの少ないすっきりとしたワインなので料理と一緒に、特に秋の味覚の食材とぴったりです。
ボジョレー地区
ボジョレー ヴィラージュ ヌーボー
ボジョレー地区は南北に長く、北部に優れた村(ヴィラージュ)が多く、北部の村の葡萄のみで造られたワインのみがボジョレー ヴィラージュを称することを許可されます。



お酒の分類
お酒には、その製造法によって「醸造酒」「蒸溜酒」「混成酒」があります。
「醸造酒」は果物や穀物などの原料を発酵させて造ったお酒。
ビールや日本酒、そしてワインが代表的です。アルコール度数はほぼ20度以下。
それぞれの原料の味わいや特徴がよく感じられます。
その醸造酒をさらに蒸溜したものが「蒸溜酒」。蒸溜によってアルコール度数を
高めたお酒で、ウイスキーやブランデー、ジン、ウオッカ、焼酎などです。
これらのお酒に香料や生薬、色素などを加えて造ったものが「混成酒」です。
ベルモットやリキュール、身近なところでは、おとそやみりんも同分類です。


ワインとは? ぶどうを原料として醸造したお酒で、ワイン(wine)は英語、ヴァン(vin)はフランス語、ヴィノ(vino)はイタリア・スペイン語 ヴィニョ(vinho)はポルトガル語、ヴァイン(wein)はドイツ語、日本では(ぶどう酒)です。 いずれもラテン語のヴィヌム(winum)から由来したものです。世界で最初に造られたお酒と言われています。        
酒
ワインを楽しむ際にルールやマナーで最低限知っておいたほうが良いグラスにつ入れてのマナーを3点

*ワイングラスの持ち方としては、ステムと呼ばれる脚の部分を持つようにしましょう。
(ワインの温度を体温で変化させないことと、グラスのボウル部分に指紋をつけないようにする)

(注)テイスティング時のマナーであり、公(晩餐会やパーティ等)の場ではボウルの部分を持ちます。
*グラスを持ち上げて注いでもらわず、グラスはテーブルに置いたまま注いでもらいましょう。
(グラスの形やサイズによりワインを注ぐ適量があるため)
*スワリング「グラスを回すこと」は必ず内側に回すようしましょう。
右手⇒反時計回り・左手⇒時計回り。

(逆方向に回すのは テーブルの対面の方に失礼になります)

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